もし、葬儀の受付を頼まれたら、マナーを既に習得しているという人は少ないかもしれません。お悔やみの場は、それほど頻繁になる機会ではありませんし、心の準備がなく急に頼まれることになります。会社の上司がなくなった場合などに従業員が手伝いに駆り出されるということも無きにしも非ずです。
その際に依頼されたら快く引き受けられるように、あらかじめマナーを知っておくことも社会人としては大切なことです。仕事内容としては弔問客を迎える役割を広く担っています。そして想像以上に大変です。方法は斎場の方からある程度の指示が出るのでそれほど心配しすぎることはありません。
しかし、会場はとてもあわただしく動いており、人の出入りも大変多くなります。聞き違いや勘違いをして失礼にあたってはいけません。まず頼まれた際に最初にするべきことは、会場のレイアウトやトイレの位置などのほか、式全体の流れを頭に入れることです。
それが済んだら、芳名帳、筆記用具、香典受け、名刺受けなどの受付用具を配置しておきます。芳名帳は各行の頭に順番に番号をふっておきます。筆記用具は黒のボールペン・サインペン・筆ペンを用意します。当然ながらきちんとインクが出るかも確認しておきましょう。
そして、袋詰めした会葬御礼品を弔問客に渡しやすいところに用意しておきます。弔問客が来られたら、遺族に代わって受付するという事を忘れないようにしましょう。言葉遣いやふるまいを遺族の立場にたって行ないます。弔問客に記帳してもらいますが、その際には恐れ入りますがご住所とお名前をご記入下さいと伝えましょう。芳名帳にはフルネームだけでなく住所と会社名も記入してもらうことも促します。
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